木の皿
篠山市のKさんのお皿です。
ここまで、手彫りされています。
ビフォー。
アフター。(解りにくいかな?)
鉋屑の幅の違いに注目。
直径20㎝。厚さ15㎜の浅いお皿です。材は、板目のクルミ。
彫刻刀で、彫っていたのを私の四方反り台で、削ってみました。
端正な凹み面は、鑿や彫刻刀よりも作りやすいのでは・・・。効率も良いし・・・。
後は、鉋目を消すのか?(サンド・ペーパーを使ってツルツルに)
または、鉋目を残して手づくり感を表現するのか?
好みが、別れる所です。
こぼれ話。
一昔までは、薄い木皿は作っても反り返ってしまって、クレームの対象になるから
作らないというのが、木工業界の主流でした。
ここで紹介した板目のお皿は、特に反り返る可能性が、高いのですが・・・・・。
でも、それが天然木の良い所? 人間味が、ある。とか、呼吸しているとか・・・。
無機質なセラミックよりも、有機物(人間と同じ)または、生命体としての木の営み?
を受け入れられる時代になってきたのかな?
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